Web制作者なら知っておきたい画像形式の選び方|JPEG・PNG・WebP・AVIF・JPEG XLを使い分ける
Webサイトを制作するとき、「画像はとりあえずJPEG」という人は意外と多いのではないでしょうか。
PNGも当然知っていても、画質やファイルサイズを調整したJpegで素材提供される場合が意外と多いです。
もちろんJPEGは今でも優秀な画像形式です。ただ、画像はできるだけ高画質で、できるだけ軽くするだけで選ぶものではありません。
画像の種類や用途、掲載するサービスによって、適した形式が変わります。
JPEGとPNG、まずはここを使い分ける
基本的には、
- JPEG:写真
- PNG:ロゴ・イラスト・透過画像
と考えると分かりやすいです。
JPEGは写真を軽くするのが得意ですが、文字や輪郭の多い画像では劣化が目立ちます。
一方PNGは画質を保ちやすく、透明背景にも対応しています。
ただし写真に使うとファイルサイズが大きくなりがちです。
高画質だからPNG、何でもJPEG、ではなく、画像の内容で使い分けるのが基本です。
WebサイトならWebPやAVIFも選択肢
Webサイトでは、JPEGやPNGだけでなくWebPやAVIFも検討します。
WebPはJPEGやPNGよりファイルサイズを小さくできる場合が多く、現在ではWebサイトで広く使われています。
AVIFは更に高い圧縮効率を狙える形式で、写真などを軽量化したい場合に有力です。
画像のファイルサイズを小さくできれば、ページの表示速度改善にもつながります。
ただし、「AVIFにすれば必ずSEOに有利」という意味ではありません。
画像形式はSEOそのものというより、Webパフォーマンスを改善するための手段として考えると良いです。
そしてJPEG XLにも注目
2026年に入って、JPEG XL(JXL)が再び注目されています。
JPEG XLは、高い圧縮効率に加えて、可逆圧縮やHDR、広色域などにも対応する新しい画像形式です。
特に特徴的なのが、既存のJPEGをロスレスでJPEG XLへ変換できることです。
さらに2026年8月にはFirefoxがJPEG XL対応を示し、Chromeでも出荷に向けた動きが進んでいます。
今すぐ全ての画像をJPEG XLに変更する必要はありませんが、Web制作者なら今後の動向を知っておきたい形式です。
WordPressやSNSでは対応状況に注意
ここで重要なのが、ブラウザで表示できることと、各種のサービスにアップロードできることは別という点です。
たとえばWordPressではWebPやAVIFへの対応が進んでいます。
しかし、JPEG XLについてはバージョンやサーバー、プラグインなどによって扱いが異なるため導入時には確認が必要です。
そしてSNSも同様です。
WebサイトではAVIFやWebPを使えても、InstagramやXなどでは別の形式が必要になる場合があります。
そして、Googleビジネスプロフィールは、JPGとPNGにしか対応してません。
つまり、Webサイトを次世代画像形式に対応させたとしても、SNSやGoogleビジネスプロフィールまで同じ画像形式に統一できるとは限りません。
画像形式は用途で使い分ける
実務では、次のように考えると分かりやすいでしょう。
| 用途 | 形式の候補 |
|---|---|
| 写真 | JPEG / WebP / AVIF / JPEG XL |
| ロゴ・透過画像 | PNG / WebP |
| Webサイト | WebP / AVIF / JPEG XLなど |
| X | JPEG / PNGなど(でもWebp使えてます) |
| JPG / PNG | |
| Googleビジネスプロフィール | JPG / PNG |
大切なのは、「一番軽い画像形式は何か?」よりも、「この画像をどこで使うのか?」と考えることです。
Webサイト、WordPress、SNS、Googleビジネスプロフィールでは、それぞれ対応状況が異なります。
Web制作者に必要なのは、JPEGを捨てることでも、全てをWebPやAVIFにすることでもありません。
画像の種類と用途に合わせて、適切な形式を選べること。
HTMLやCSSと同じように、画像についても少しだけ知識を持っておくと、より軽く、きれいで、扱いやすいWebサイトを作れます。