2026年10月23日

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「記事を書く」を、今日できる仕事に変える方法|独りロールプレイでタスク分解

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「記事を書く」というタスクを作った。
期限も決めた。
これで準備はできた……はず、なのに、なぜか始まらない。

そんな経験はないでしょうか。

もしかすると、やる気の問題ではないのかもしれません。

「記事を書く」という言葉が、実は1人で処理するには大きすぎる仕事だからです。

✅ キーワードを調べる。
✅ 検索結果を見る。
✅ 競合を調べる。
✅ 構成を考える。
✅ 文章を書く。
✅ 画像を用意する。
✅ SEO設定をする。
✅ 公開する。
✅ 公開した後の数字も確認する。

これだけの仕事を、たった1つの「記事を書く」というタスクに押し込んでいます。

今回はSEO記事を例に、そんな大きな仕事を、「1人で4人になって質問する」ことで細かくしていく方法を紹介します。

特別なアプリは必要ありません。

紙とペンがあれば、今すぐ試せます。


「記事を書く」と書いて、仕事を終わらせた気になってない?

タスク管理で、「記事を書く」、「Webサイトを作る」、「プレゼン資料を作る」のように、仕事を一言で登録することがあります。

登録した瞬間、少し安心します。

「よし、タスクに入れた」
でも、実際に取りかかろうとすると、

まず何をすればいい?

となる。
これは不思議なことではありません。

「記事を書く」は、タスクというより仕事の名前だからです。
例えばSEO記事なら、記事を書く前にキーワードを調べる必要があります。
検索意図を考え、検索結果を確認し、競合記事を見て、読者を想定し、構成を作る。
書き終わってからも、校正、SEO設定、内部リンク、画像、公開、Search Consoleの確認などがあります。

つまり、

「記事を書く」という1つのタスクの中に、たくさんのタスクが隠れてます。

隠れているから、抜けます。
そして、抜けていることに気づかないまま「記事を書く」を期限まで放置してしまうこともあります。


計画の前に、まず「何を達成したい?」と書いてみる

ここで、いきなりタスク一覧を作る必要はありません。
むしろ、最初から完璧な計画を作ろうとすると、計画を作ること自体が面倒になってしまいます。

まず紙に1つだけ書きます。

達成したいことは何?

例えば、

「SEOで集客できる記事を1本公開する」

これで十分です。
紙でも構いません。
スマートフォンのメモでも、自分宛てのメールでも、LINEの自分1人のグループでもいい。
もし筆ペンと半紙があるなら、半紙に大きく書いて壁に貼ってもいいでしょう。
少し大げさに感じるかもしれません。
でも、目標を文字にして目に見える場所に置くと、「考えているだけ」から「始めた」に変わります。
そして次に、

そのために、24時間以内に自分ができることは何?

を1つだけ書きます。
例えば、

「狙うキーワードの候補を3つ調べる」

これで最初の一歩はできました。
まだ記事全体の計画はありません。
それで構いません。


1人で4人になれば、「自分では気づかなかったこと」が見えてくる

ここから少し変わったことをします。
1人で仕事をしているなら、1人で会議をしてしまいます。

自分の中に4人の役割を作ります。

  • 先輩
  • 自分
  • 新人
  • 反対役

それぞれの立場から、今決めた仕事を見てみます。
1人しかいなくても問題ありません。
どうせ全員、自分です。
むしろ誰にも遠慮する必要がないので、かなり自由に質問できます。


「先輩の自分」は、経験からツッコむ

先輩なら、これまでの経験から質問します。

「そのキーワードで本当にいい?」

「検索結果を見た?」

「以前も似た記事を書いたけど、今回は何が違う?」

「公開した後はどうする?」

先輩の役割は、経験から抜け漏れを探すことです。

自分では「いつものこと」と思っている作業ほど、意外と抜けています。


「自分自身」は最初の目的に戻る

次は普通の自分です。
細かい作業を考えていると、いつの間にか目的を忘れることがあります。
そこで、

「そもそも、この記事で何を達成したかったんだっけ?」

と確認します。
例えば、

「検索流入を増やしたい」

のか、

「商品の問い合わせを増やしたい」

のか、

「既存顧客に役立つ情報を提供したい」

のか。
目的が違えば、当然、必要な作業も変わります。


「新人の自分」は遠慮なく質問する

この役割が特に重要です。
自分が今日入社した新人だと思ってください。

先輩から、

「このキーワードで記事を書いておいて」

と言われました。
あなたなら何を聞きますか?

「キーワードって、どう調べるんですか?」

「何を見ればいいんですか?」

「競合は何記事くらい見ればいいですか?」

「記事の構成はどう決めるんですか?」

「どこまでやったら完成ですか?」

「分からないときは、いつ質問すればいいですか?」

「公開したら終わりですか?」

ここで大切なのは、「そんなことも分からないの?」と思わないことです。
今日入ったばかりなのだから、分からなくて当然です。
そして、質問に答えるのも自分です。
だから、遠慮なく質問しましょう。


「反対役の自分」は本当に必要なのかを疑う

最後は、あえて反対する役です。

「その作業、本当に必要?」

「もっと簡単にできない?」

「そもそもこの記事を書く必要ある?」

「その調査に1時間かける意味はある?」

ここで出た反対意見を、全部採用する必要はありません。
目的は、自分がいつの間にか「当然」と思っていたことを一度疑ってみることです。
意外と、

「確かに、これはやらなくてもいいかも」

という作業が見つかることもあります。


「それってどういう意味ですか?」を繰り返すと、タスクが増えていく

では、SEO記事を実際に分解してみます。

最初は、

SEO記事を書く

だけでした。
新人役から質問します。

「最初に何をすればいいですか?」

 ↓

「キーワードを調べて」

「キーワードって、どう調べるんですか?」

 ↓

「候補を出して、検索需要を見る」

「候補はどうやって出すんですか?」

 ↓

このように質問を続けると、「記事を書く」という大きな仕事が少しずつ分解されていきます。

例えば、

キーワード候補を調べる
 ↓
検索意図を確認する
 ↓
検索結果を見る
 ↓
競合記事を比較する
 ↓
読者を決める
 ↓
構成を作る
 ↓
原稿を書く
 ↓
校正する
 ↓
title・descriptionなどを設定する
 ↓
内部リンクを設定する
 ↓
公開する
 ↓
Search Consoleを確認する

という流れになります。
ここで重要なのは、最初からこの正解を知っている必要はないということです。
新人の質問に答えていけば、自分の仕事に必要なタスクが自然に出てきます。


「記事を書く」を、実際に手を動かせる大きさまで小さくする

ここまで分解できたら、さらに考えてみます。
例えば、

「キーワード候補を調べる」

も、人によってはまだ大きいかもしれません。

そこで、

「過去の記事から関連するキーワードを3つ探す」

まで小さくする。

さらに、

「Search Consoleを開いて、過去3か月の検索クエリを見る」

でもいい。

ここまで来れば、

「何をすればいいか分からない」

とはなりにくいでしょう。
タスクを細かくする目的は、細かいタスクを大量に作ることではありません。
「次に何をすればいいか分かる」大きさまで小さくすることです。


タスクは、最初から完璧でなくてもいい

ここまでやっても、抜け漏れは出ます。
実際に作業してみたら、

「画像を用意する作業を忘れていた」

ということもあるでしょう。
それで問題ありません。
追加すればいいだけです。
逆に、

「この作業は毎回やっているけれど、今回は必要なかった」

なら、次回から外してもいい。
一度作ったタスク一覧を永久に使うのではなく、仕事をするたびに少しずつ改善していく。
これなら、最初から完璧なチェックリストを作ろうとする必要もありません。


今日やるのは「計画」ではなく次の一歩だけ

ここまで読んで、

「なるほど。じゃあ自分の仕事も全部タスクに分解しよう」

と思ったら、少し待ってください。
それ自体を今日の大仕事にしない方がいいでしょう。

まず、達成したいことを1つ書く。

そして、24時間以内にできることを1つ書く。

その1つについて、

先輩なら何を言う?
自分ならどう考える?
新人なら何を質問する?
反対役なら何を疑う?

と考えてみる。
出てきたものをタスクにする。
そして、今日できるところまで小さくする。
これだけで十分です。


「計画を立てる」より「次に何をするか」を決める

仕事が進まないとき、つい「もっとちゃんと計画しなければ」と考えてしまいます。
でも、計画を立てること自体が大きな仕事になってしまえば、そこから先に進めません。
「記事を書く」という大きな仕事を、そのまま1つのタスクにしない事です。

まず目標を1つ書く。
その目標から、24時間以内にできることを1つ決める。

そして、1人で先輩・自分・新人・反対役になって質問する。
質問に答えていくと、隠れていた仕事が見えてきます。
そして最後に、

「今日の自分が実際にできることは何?」

まで小さくする。
完璧な計画を作る必要はありません。

まず1つ進めるために、仕事を小さくする。

それが、このタスク分解の最初の一歩です。